久喜市の文化財

久喜市内には県によって指定された文化財も多数あります。これらの文化財は市の歴史を現代に伝えるだけでなく、後世に受け継がせるべき市の財産であり、また観光客をもたらす資源でもあります。では久喜市にはどのような文化財があるのでしょうか。

 

建造物では「下新堀久伊豆神社本殿 付棟札2枚」。神社の立派な本殿も非常に魅力的ですが、それ以上に目を引くのが施された彫刻。姥が箒を担いだユニークな彫刻が印象的です。また、本殿は県内最古の裁ち物となっており、歴史を感じさせる風格も備わっています。

 

絵画では絹本着色足利政氏像。中世後期、分裂した関東公方家の一方、古河公方の2代目の当主が足利政氏です。記録によれば1521年に描かれており、中世から現代まで残った貴重なものとなります。また、戦国末期まで5代続いた古河公方歴代当主の中で現存する唯一の肖像画という点も高い価値を持っています。他には「絹本着色如意輪観音像」「絹本着色地蔵菩薩像」なども絵画の文化財として挙げられます。

 

他のジャンルでは古文書の「嶋だけ文書」、考古資料として重要な価値を持つ「建長板石塔婆」、円空作の「木造不動明王坐像」などの彫刻も有名です。とくに「木造不動明王坐像」は市のみならず全国的にも貴重な価値を持つ文化財となっています。こうした文化財は久喜市に住んでいる人でもなじみがないことも多いでしょう。豊かな歴史を持つ市の魅力を再認識するきっかけにもなってくれます。観光資源としてだけでなく、教育のための資源としても重要な役割を担ってくれるものばかりです。